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【1年のはじまりをおせちで祝おう】昆布は「よろこぶ」、数の子は子孫繁栄…「おせち料理」に込められた意味とは?

2023年のお正月に向けて、おせち料理の予約がさまざまなお店で始まっています。

でも、なぜ日本のお正月では「おせち料理」を食べるのでしょうか?

そこには、その年の幸せを願う人々の気持ちが詰まっています!

今回は、おせち料理ひとつひとつに込められた意味についてご紹介します♪

 

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目次

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「おせち料理」はいつ食べる?

おせち料理は、現在ではお正月をお祝いするために食べる料理です。漢字では「御節料理(おせちりょうり)」と書くそうです。

しかし、現在の風習とは違い、「おせち料理」は本来はお正月だけのものではなかったようです。

「おせち料理」の由来は「御節供(おせちく)」と呼ばれる料理です。御節供は、元旦や五節句など、季節の変わり目ごとにあったお祝いの日である節日(せちにち)に、神様にお供えして食べるもののことで、一年中食べられていました。

江戸時代にこの行事が庶民に広まると、一年の節日で一番大切なお正月にふるまわれる料理を「おせち料理」と呼ぶようになったそうです。

「おせち料理」にこめられた意味

「おせち料理」全体には、もともと収穫物の報告や感謝の意味がこめられており、その土地でとれたものをお供えしていたようです。

人々の暮らしや食文化が豊かになるに従って、山海の幸を盛り込んだご馳走となり、現在の「おせち料理」の原型ができました。

また、正月三が日は「かまどの神様」に休んでもらうという意味や、主婦を家事から解放するという意味も含め、しばらく料理をする必要が無いように、保存の効く食材が中心のものになったという説もあるようです。

「おせち料理」は三段重に詰められるのが最も一般的です

それぞれの「おせち料理」に込められた意味をご紹介します。おせち料理は、現在では三段のお重に詰められることが多く、地方ごとにしきたりも様々ですが、その中でも、一般的な詰め方と意味をご紹介します。

一の重は、「祝い肴」と「口取り」を!おつまみや前菜が中心

三段重の場合、一番上の「一の重」には「祝い肴」と「口取り」と呼ばれる料理の種類が入ります。

「祝い肴」とはお祝いのための酒の肴、つまりお祝いの席用のおつまみのことです。「口取り」も、酒の肴のことを意味していますが、よりお祝いの意味合いが強いのは「祝い肴」の方です。

「一の重」に入れる一般的なおせちメニューをご紹介します。

数の子

ニシンの卵を塩漬けし、乾燥させたものです。数多くの卵が付いていることから、子孫繫栄や子宝を願う料理という意味があります。

黒豆

大豆の品種のひとつで、甘く煮て食べられるのが一般的です。よく働くという意味の「まめに」がかけられており、働くために健康、丈夫に過ごせるように、という願いが込められているという説や、シワが出るまで煮ることから、シワができるほどの長寿を願うという説などがあるようです。

ごまめ

「カタクチイワシ」という魚の鰯の幼魚を、乾燥させ、砂糖・醤油・みりんなどで炒めた料理です。「田作り」とも呼ばれています。 昔はイワシを刻んだものを田んぼの肥料にしていたため、「豊作を願う」という意味があります。

たたきごぼう

柔らかく煮た「ごぼう」を延べ棒で叩き調味料をしみ込ませた料理です。ごぼうは土中にしっかり根を張ることから、家族の土台がしっかりすることや、家業が土地に根付くことを願った料理です。

紅白かまぼこ

ピンクと白のかまぼこです。日の出に似た形をしていることから、新年に相応しいとされているのに加えて、紅白の紅は魔除けや喜び、白は神聖さを表す遠い意味があるようです。

昆布巻き

魚などを昆布で巻いて煮た料理です。「喜ぶ」と「こぶ(昆布)」とを語呂合わせしています。また、昆布に「子生(こぶ)」の字を当てられることから、子宝を願う料理としても親しまれてきたようです。

伊達巻

卵と魚のすり身、砂糖を混ぜて焼いたものを、渦巻きのように巻いて作る料理です。伊達巻には大きく2つのタイプがあり、水分が多くジューシーなタイプと、水分が少なめでカステラのような食感のものがあります。

「伊達巻」の「伊達」は洒落た・見栄えの良い・派手などの意味を持つ「伊達者」が由来だということです。

また、形が巻物に似ていることから、「学問成就」や「文化の繁栄」を願う料理です。

栗きんとん

栗は昔から実を干して臼で軽くついた「かち栗」という食べられ方で親しまれていました。この「かち」と「勝ち」を掛けて、出陣の際の勝利祈願や、祝勝に「勝ち栗」として用いられてきた縁起ものなので、お正月にも食べられるようになったそうです。

また、「きんとん」を漢字にすると「金団」という黄金色に輝く財宝を連想させることから、金銀財宝を願う料理でもあります。

錦卵

茹で卵を黄身と白身に分けて、裏ごししてから形をととのえ、蒸した料理です。卵の黄身と白身が、金銀の「二色」に見えることから「錦」と語呂合わせをして縁起物として食べられています。

ちょろぎ

シソ科の「チョロギ」という植物の球根のような「塊茎」という部分を、塩漬けにしたり茹でてから、梅酢やシソ酢に漬けて、赤い色を付けて食べるのが一般的な食材です。

シャキシャキとした食感と、さっぱりとした味が、箸休めに最適だということで、親しまれています。おせち料理では黒豆に添えてあるのがよく見掛けられます。

チョロギは漢字では縁起をかついで「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」などと書きます。文字通り、ちょろぎとは「長寿」を願う料理です。

お多福豆

お多福豆の煮物は、たくさんの福を呼ぶことを願うという意味で詰められています。

金柑(きんかん)

「金柑」は、「金冠」の字が当てられることがあるから、「金銀財宝」を連想させるので、縁起がいいとされています。

おせちには甘露煮にして入れられるのが一般的です。

二の重は「酢の物」と「焼き物」の海の幸が中心

三段重の場合、真ん中の「二の重」には、縁起のよい海産物を中心とした「酢の物」と「焼き物」が入ります。

二の重に入る一般的な料理、食材をご紹介します。

鯛は「姿焼き」などにして入っているのが一般的です。

「めでたい」を「鯛」にかけているほか、七福神の恵比寿様が持つ魚として、ハレの日にふさわしく、お正月をお祝いする魚として親しまれています。

ぶり

ぶりは「照り焼き」で入っていることが多いようです。

ぶりは大きさによって呼び方が変わるため「出世魚」と呼ばれています。そこから、立身出世を願う食材としておせちにも詰められています。

えび

えびは「艶煮(つやに)」と呼ばれる、光沢が出るようみりんやバターを使った煮物料理にされるのが一般的です。

えびは煮ると姿が丸く曲がることから、腰が曲がるまで長生きできるよう願うという意味が込められています。

また、身が赤く美しいことから、「縁起物」や「魔除け」の意味を持ちます。

紅白なます

紅白なますとは、紅白の水引をイメージし細く切った人参と大根の酢の物です。祝袋の水引に見えることから、おめでたいことを連想させる料理として、おせちにも入れられています。

また、人参と大根は、土の中に根を張ることから、家族の土台を築くことを願うという意味も込められています。

かぶ(菊花かぶ)

かぶを菊の花のように切り、甘酢につけたのが「菊花かぶ」という料理です。

菊は国花であり、日本の祝い事に欠かせない花であり、そのことから、繁栄や健康を願うという意味が込められています。

また、邪気払いや長寿を願うという意味もあります。

三の重は、山の幸の煮物が中心

三段重の場合、一番下の「三の重」には、家族が仲良く結ばれるようにという意味で「煮しめ(煮物)」を入れるのが一般的です。

煮物の食材には主に山の幸が使われています。三の重に使われる食材と料理をご紹介します。

れんこん

れんこんの花である蓮の花は、極楽浄土の池に咲くことから、穢れのないことを表す食材です。

れんこんには穴が多くあいていることから、見通しの良い1年を祈るという意味が込められています。

里芋

里芋は、種芋を植えると子芋が多くつくことから、子宝を願うという意味があるようです。

筑前煮(煮しめ)

筑前煮(煮しめ)は、様々な具材を一緒に煮る料理です。縁起物の食材を中心に、様々な食材を一緒に煮るということから、家族一緒に仲良く結ばれることを願うという意味が込められています。

くわい

「くわい」の煮物は、大きな芽が出ていることから、立身出世を願う意味が込められているようです。

手綱こんにゃく

「手綱こんにゃく」とは、こんにゃくを切って手綱のようにねじる料理です。

手綱を締めるように心を引き締め、戦いに備えるという意味があるようです。また、結び目があることから、良縁や家庭円満を願うという意味もあります。

まとめ

今回は、日本のお正月ではなぜ「おせち料理」を食べるのか、ということや、おせち料理のひとつひとつの食材や料理にこめられた意味についてご紹介しました。

1年の始まりであるお正月をお祝いするための「おせち料理」には縁起物がたくさん詰まっています。

健康や長寿から、出世、金銀財宝、家族の結びつき、学問成就、立身出世、そして魔除けなど、さまざまな意味が込められたおせち料理で、その年の幸せを願ってみてはいかがでしょうか。

 

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この記事を書いた人

日常の悩みなどを主婦目線で記事にしています。

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