
生だったり加熱が不十分な舞茸を食べてしまい食あたりになると、どんな症状が出てしまうのでしょう?
やはり腹痛や下痢してしまうもの?
他にもどんな症状が出るのか、気になりますね。
今回は、舞茸で食あたりになると、実際にはどんな症状が出てしまうか、そして舞茸による食中毒を予防していくには、どうすれば良いのかを詳しく解説します。



舞茸を安全に食べるためにも、ちゃんと覚えておくことをおすすめするよ!
舞茸で食あたりに…症状は腹痛や下痢だけとは限らないので注意


舞茸を食べたことで食あたりになってしまうと、腹痛はもちろん下痢などの症状が現れます。
でも実は、加熱不十分な舞茸で食あたりになると、他にも症状が出てくるんです。
まずはそこで、舞茸を食べた結果、食あたりになってしまうと主に現れる症状をご説明しますね。
腹痛
舞茸はそもそも、生で食べるのはNGなきのこなんです。
そのため生で食べてしまったり、うっかりしていてちゃんと加熱されていない、生焼け状態の舞茸を食べると食あたりになってしまいます。
するとまず現れるのが腹痛ですね…。
舞茸に限らずきのこ類って、基本的に湿気が多い場所で栽培されているため、色んな食中毒の原因菌が付着している場合があります。
生のままだったり、生焼けの舞茸を摂取してしまうと、食あたりになってしまうんですね…。
舞茸を食べていきなり腹痛、特に激しい腹痛がしてきたら食あたりになったと判断して、早く医療機関を受診し安静にしてください。
ちなみに、舞茸を食べ過ぎても腹痛が起きることがあります。
舞茸は食物繊維を多く持っている食べ物です。
そのため、食べ過ぎると腸内が刺激されてしまい、お腹が痛くなることも…。
舞茸は1日に30~50g以内を目安に摂取して、過剰摂取しないように気をつけましょう。
下痢
生焼けの舞茸を食べてしまうと食あたりになるか、あるいは舞茸を食べ過ぎると下痢になってしまうケースもあります。
特に食中毒で下痢を引き起こした場合は注意が必要です。
下痢が続くと体内の水分が減り脱水症状までも引き起こしてしまうため、必ず下痢しているときは水分をよく摂りましょう。
スポーツドリンクや経口補水液などを飲むのがおすすめです。
そしてどんなに下痢していてしんどくても、下痢止め薬は服用しないこと。
食あたりになっている場合、腸内に細菌がいるので、下痢をしてどんどん体内から細菌を出した方が良いのです。
下痢が続くとツラいですが、水分を摂って安静にしていましょう。
おう吐
腹痛や下痢だけでなく、舞茸で食あたりになるとおう吐も繰り返す場合もあります。
もしおう吐も続くようでしたら、布団やベッドのそばにバケツや洗面器などを置いて、すぐにおう吐しても大丈夫なようにしておきましょう。
ただし、家族と一緒に住んでいる場合は要注意です。
おう吐すると吐いたものから菌が家族に移ってしまうこともあるので、家族が吐いたものを処分する際は、マスクとゴム手袋を着用しましょう。
発熱
食あたりになると発熱することがあり、体もだるさを感じる場合があります。
熱が出ている場合は、体を休めて安静にしましょう。
口の中のイガイガ
舞茸で食あたりになると、実は口の中がイガイガすることがあります。
舞茸にはプロテアーゼという酵素が含まれていて、このプロテアーゼはタンパク質を分解する作用があります。
そのため、加熱不十分な舞茸を食べると、この酵素が残ったままになり口内の粘膜を荒らしていくようになってしまうことに。
ただでさえ腹痛や下痢やおう吐で苦しんでいるのに、更に口の中が荒れると最悪です。
そうならないためにも舞茸はよく加熱をして、食あたりにはならないよう注意しましょう。
以上が舞茸を生、もしくは生焼けの状態で食べることによって、体に現れてくる主な症状です。
舞茸で食中毒にならないためには加熱が大事!加熱時間は?





舞茸で食中毒にならないためには、しっかりと加熱をすることが重要だよ!
食中毒を避けるためにも、舞茸は最短でも3分は加熱しましょう。
炒めたり茹でたり煮込んだりする場合は、3分間しっかり加熱すれば大丈夫ですが、電子レンジで加熱する際は注意が必要です。
どうしても電子レンジって、全体に均等に熱が加わらないことがあるんですよね…。
そのため、念には念を入れて電子レンジでは4分ほど加熱しておきましょう。
出来れば2分加熱したら舞茸を少しかき混ぜて、再度レンジに入れ、もう2分加熱すると良いですね。
そうすれば舞茸全体に熱を加えることが出来てより安心です。
食中毒を回避するためには十分に時間をかけて加熱をすることを徹底しましょう。
よく時間をかけて加熱してあれば、舞茸を食べても食中毒にはならないため、安心して食べることが出来ます。
まとめ
舞茸で食あたりになると、腹痛や下痢の他におう吐や発熱、口内が荒れるといった症状が出ます。
もしこれらの食あたりの症状が出たら、医療機関を受診して、水分を摂りつつ安静にしていましょうね。
また、舞茸で食中毒になるのをしっかり防ぐためにも、短くても3分以上は舞茸を加熱調理してから食べることが大切です。
時間をかけて十分に加熱されていれば、食中毒にはならないので心配ありません。
同じきのこ類の松茸の生焼けにも注意しましょう。


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