子宮を温める？仙骨カイロが妊娠に効果があると言われる理由

仙骨カイロって何？

妊活中の方に人気がある「仙骨カイロ」をご存知ですか？

やり方は簡単。
仙骨の上カイロを当てるだけのお手軽な対策です。

手軽なのに、この方法で「冷え性が改善した」「赤ちゃんが授かった！」という口コミが多く効果は抜群なようです。

仙骨ってどこにある？

仙骨はお尻割れ目の始まりの部分です。
触れてみると、ぽこんと突起している部分があると思います。
その上部分がが仙骨部になります。

仙骨は骨盤を形成する骨の一部で、手のひら程度の大きさがあり形状は逆三角。
体の要である骨盤の、そのまた要になる場所にあります。背骨の土台、上半身と下半身をつなぐキーになっています。

仙骨を温めるとどんな効果があるの？

仙骨の下には「骨盤内臓神経」という副交感神経が通っています。
仙骨を温めることでこの神経が刺激され、末梢血管が開きます。
血流が全身を巡りやすくなり、全身をくまなく温める効果を得られます。

また仙骨は子宮・卵巣に近く、この部分を温めることで下腹部の血流が良好となります。
卵巣や子宮は健康でフレッシュな卵子、そして子宮内膜を作るために常に栄養と新鮮な酸素を必要としています。
血流改善を図ることはこれらの条件を満たし、妊娠に必要負不可欠である元気な卵子、ふっくらとした子宮内膜を作るために役立ちます。

さらに内臓が温まって体温が上がると基礎代謝も上昇します。
これにより太りにくく、不要なものを溜めにくい体への変化が期待できます。

妊活中の女性が仙骨カイロをする理由

仙骨カイロがどのように子宮や卵巣に働きかけるかは上記した通りです。

仙骨の周辺は大きな血管が集まる場所で、全身の血液の流れの要所になっています。
下腹部だけではなく全身の血液循環を改善できるため、結果的にホルモンバランスを整えることにも繋がります。

さらに仙骨の下に通っている副交感神経は卵巣・子宮を支配しているため、仙骨を温めることが直接的に子宮や卵巣によい効果を与えてくれるというのが仙骨カイロが妊活に効果があると言われる由縁です。

妊活の一環として仙骨を温めるというのは中医学的な発想です。
そのため、不妊治療専門クリニックで相談しても「どうぞお好きなように」とあっさり切り捨てられることも。

仙骨カイロには低温火傷を除いて、大きな副作用は見当たりません。
妊活に仙骨カイロをを試すかどうかは、まずは実際に自分自身で試してみてから決めることをおすすめします。

温めてみて「気持ちがいい」と感じるのであれば、それは体が欲していると判断してよいと思います。

仙骨カイロの具体的なやり方

基本的には、仙骨にホッカイロを当てるだげです。
ただし、その時間は入浴を除いての24時間ずっとです。
常に仙骨部を温めることが「仙骨カイロ」の効果を得る上で重要なのです。

仙骨カイロを行う上での注意点

それは、肌に直接カイロを貼らないこと。
必ず下着や腹巻の上から貼るようにしましょう。

仙骨部分というのは比較的刺激に鈍感な部分でもあります。

気が付いた時には低温火傷で水膨れ･･･なんてことの無いように注意が必要です。
また、こたつや電気毛布など他の暖房器具と併用することでカイロの温度が高くなりすぎる恐れがあります。
併用は避けましょう。

交換のタイミングは1日1回で十分だと思います。

妊娠に効果アリ？仙骨カイロ・まとめ

私自身、妊活で必死だった時にこの仙骨カイロの方法をあるマニュアルで知りました。
実はこの仙骨カイロをして2カ月で赤ちゃんを授かった経験があります。

もちろん、この仙骨カイロ以外にも妊活としてウォーキングをしたり、食べ物を気を付けたりしていました。
なので、一概に仙骨カイロただ一つの効果であったとは残念ながら言い切れません。

しかし、仙骨カイロを行って最初の生理の際、あれほど苦痛だった生理痛が全く無かったのを覚えています。
へぇ～、カイロのおかげかな？と思って喜んでいた次の周期にはもう、生理は来ませんでした。

こう見えて5年以上、妊活に費やした年月があります。
それがあの仙骨カイロを行って2か月目に妊娠したのですから、「効果あった！」と言いたくなってしまいます。

赤ちゃんは授かりもの。
焦っても仕方ないとは思います。

しかし、いつ赤ちゃんがきてもいいように、体の準備を整えておくのは決して悪いことではありません。
かわいい赤ちゃんが、元気いっぱいに生まれてこれるよう、ぜひ自身の体をいたわってあげてください。