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JICUが明かす、副業で得られるユニークな報酬事例(2025年3月情報)

株式会社JICUが運営する「ジョブグルメ」では、副業に関心を持つ20歳から60歳までの男女110人を対象に、「副業の報酬」に関する意識調査を実施しました。

以前の調査では、副業の報酬として「金銭以外も受け入れる」と回答した人が80%に上ったことを発表されましたが、今回の調査では第2弾として、実際にアンケート回答者が金銭以外で報酬を受け取った「具体的な事例」を中心に発表されましたので、ご紹介いたします。

目次

前回の調査結果

前回の調査では、副業の報酬に関する意識が次の3点で明らかになりました。

  • 「お金以外でも問題ない」と回答した方が80%
  • 受け入れられる報酬として「農作物・食品」が69.1%でトップ
  • 副業で重視したいものは「実績作り」(61.5%)が最多

【前回の記事】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000130767.html

これらの結果を踏まえて、今回は「具体的な事例」に焦点を当てたアンケート結果が公開されました。

※本アンケートの出典元:(ジョブグルメ》https://jobgourmet.co.jp/)調べ

「副業の報酬」に関する意識調査 第2弾の結果

回答者の属性

今回の調査対象者は、副業経験者や副業に関心を持つ20〜60代の男女110名でした。年齢層では30代が最も多く(42.7%)、次いで40代(30.9%)、20代と50代もそれぞれ約1割を占めていました。

回答者の働き方では、正社員が最も多く、「副業あり」と「副業なし」を合わせて59.1%を占めています。副業を持つ正社員がやや多く、正社員とフリーランスを合わせると86.7%に達しました。

実際に「お金以外」で仕事の報酬を受け取った経験はありますか?

回答者全体の37.3%が「お金以外」で報酬を受け取った経験があると答えました。約4割の回答者が、物々交換のような形で報酬を受け取っているようです。

それでは、実際にどのような形で報酬を受け取ったのか、具体的な事例を紹介します。

ユニークな報酬事例

今回のアンケートでは、「お金以外」で得た報酬の具体的な内容について、34件の回答がありました。

これらを大きく3つのカテゴリに分類し、それぞれご紹介します。

食品・食事・物品交換系(22件)

  • 共同作業をし、対価として木(椎茸のなる木)をもらい、その椎茸を販売している。
    [ 20代、正社員(副業あり) ]
  • ウイルス感染したPCの復旧でビール券5,000円分×2回。その会社の商品も。
    [ 40代、正社員(副業あり) ]
  • CMソングの歌入れをして、ディナーを5,000円分。[ 40代、正社員(副業あり) ]

最も多かったのがこのカテゴリーです。22件中、食事が8件、食品が7件(うち6件が農作物)でした。特にユニークだったのが「椎茸のなる木」を得た回答者。金銭報酬ではありませんでしたが、椎茸のなる木から収穫した椎茸を販売することで、結果として継続的に金銭を得ています。また、食事の提供に関する回答では、感謝の形で食事が振る舞われるケースが多く、報酬の一環としてだけでなく、交流や労いの場としても機能していることがわかりました。

体験系(6件)

  • スポーツ試合会場で演奏し、無料観戦チケットを人数分受け取った。[ 40代、正社員(副業なし) ]
  • セミナー登壇を行い、懇親会無料やスタディツアーに同行できた。[ 30代、正社員(副業あり) ]
  • イベント撮影のお礼ということで、会期終了後に居酒屋さんとバーをはしごして楽しい時間を過ごした。[ 30代、正社員(副業なし) ]

体験系の報酬は、主に「楽しさ」や「記憶に残る経験」が得られるものが中心でした。その場限りの体験が主でありながらも、人間関係など人との交流を深める機会としても機能しているようです。

スキル・人脈・次回案件系(6件)

  • 次の仕事、案件を紹介してもらった。永久に食事が無料になる権利も得た。[ 40代、その他 ]
  • ある業務を手伝う代わりに、世間的に高いランクの肩書を得た。[ 30代、正社員(副業あり) ]
  • 経験のない仕事をさせてもらい、自分のスキルや実績になった。[ 20代、フリーランス ]

こちらのカテゴリーでは「将来につながるきっかけ」や「自分の成長」を得られるものが中心でした。即時的な満足感ではなく、自分の市場価値を高めたり、新しい挑戦につながるきっかけとなるもので、自分自身の成長やキャリアアップに貢献する報酬と言えます。


これらを通して、「お金以外の報酬」には「物質的価値」だけでなく、「体験価値」や「成長価値」といった価値も含まれていることがわかりました。「お金以外の報酬」は単なる対価交換以上の意味を持ち、多様な価値観やニーズに対応する柔軟な仕組みとして機能していることを示唆しています。

株式会社JICU・橋本氏のコメント

4割近くの人が「お金以外」の報酬を受け取ったことがあるというのは意外でした。しかし、よく考えてみると、私たちが住んでいる地方では、物々交換が日常的に行われています。そのため、副業の報酬が「お金以外」になることに対して、多くの人がそれほど抵抗を感じないのかもしれません。

和同開珎(わどうかいちん)は、日本で最初に流通した銭貨とされていますが、実際にはほとんど流通していなかったそうです。当時は貨幣の必要性がまだ広く認識されておらず、貨幣経済を根付かせることは容易ではありませんでした。一方、現代では貨幣の概念が強く根付いており、逆に物々交換を普及させることが難しくなっています。それでも、さまざまな報酬の事例を紐解いていくと、多様な交換の形や、心の通じ合いのようなものを感じることができました。

今回ご紹介したようなユニークな交換の数々は実際に行われたものですので、ぜひ参考にしてください。金銭にとらわれない価値交換が広がることで、より豊かな社会が生まれるかもしれません。

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