卵のカラザは昔、母には、体に良いから、調理時には、とりなさいって言われたんですよね。実際どうなのかしら?
卵のカラザとは白身と黄身の間にある、ひも状の白っぽい物質です。
体に悪影響が出るという話題や、発がん性物質があるなんて言われることがありますが、むしろ栄養があって体にとっても良いものなんですよね。
そこで栄養満点でインフルエンザウイルスにも有効な、「卵のカラザ」について解説していきたいと思います。
「卵のカラザ」は発がん性どころか免疫作用がある成分が多く含まれているんだよ
卵のカラザは栄養満点
卵のカラザって食感がにゅるっとしていて、苦手な人もいるのではないでしょうか。
親世代の人から「体に悪いから取り除きなさい」と言われて育った方もいるようですが、実は卵のカラザは栄養価が高い物質なんです。
卵のカラザにはカリウム、リン、鉄などのミネラルの他にも、カロチンやビタミンB1・B2など様々な栄養が含まれています。
卵のカラザってなんのためにあるの?
たまごのカラザは黄身にくっついている、ひも状の白いものです。
黄卵を中心に据えるためにあるもので、外からの衝撃を守る役割があります。
見た目や食感から取り除かれることも多いのですが、栄養が豊富に含まれているため捨てずに食べることがおすすめです。
卵のカラザに含まれるシアル酸とは?
たまごのカラザに含まれている「シアル酸」は免疫力が上がったり、インフルエンザの感染予防にも効果があると言われています。
シアル酸はツバメの巣にも含まれているのですが、育毛を促進する効果や美肌効果もあります。
寒い冬はインフルエンザなどウィルスが流行するので、カラザを食べて免疫力をアップさせましょう。
カラザが体に悪いって話は、どこから広まったんでしょうね?むしろ健康に良いものなのに。
卵のカラザを取る理由は迷信からのようです。
カラザのあの食感がちょっと苦手なんですよね…。
栄養満点のカラザですがニュルっとした食感が嫌だったり、口当たりがどうしても気持ちが悪いと感じる方は、無理に食べる必要はありません。
火を通してしまえば気にはならなくなりますが、卵かけご飯など生で食べる際は取ってしまっても構いません。
また、料理の見栄えを気にする場合やお菓子などに使う場合などは、カラザを取り除くことが多いです。
「カラザは体に良くない」という話が広まっていたため、昔からカラザを取り除く方もいらっしゃいますが、それは誤解で基本的には体に良いものであると覚えておくと良いでしょう。
卵のカラザを割り箸で取る方法
カラザを簡単に取る方法の1つとして、割り箸を使った方法があります。
まずは割り箸を割らずにカラザをつまんで、すくい上げましょう。
そのまま割り箸をくるくると巻くことで、カラザをきれいに取り除くことができます。
先割れスプーンで卵のカラザを取る方法
先割れスプーンでも簡単にカラザを取ることができます。
先割れスプーンの場合はそのままカラザをすくい上げてしまえば、白身の部分がすきまから流れていくので、簡単にカラザを取ることができます。
また、カラザを取るための調理器具もあるので、先割れスプーンがご家庭にない場合は、こちらもおすすめです。
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まとめ
卵のカラザは体に悪いと聞かされてきた人もいるようですが、体の免疫を上げてくれたり、美容効果や育毛効果などもある栄養満点なものなのです。
無理に卵のカラザを取り除く必要はなく、食べても問題がないどころか、むしろ積極的に食べた方が健康にも良いでしょう。
どうしても食感などが気になる方は、割り箸や先割れスプーンを使うことで簡単に取り除くことができますよ。
卵のカラザは体にとって良いものだったんですね
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