新年の訪れとともに、お正月は多くの人々が自宅や帰省先でリラックスして過ごします。この特別な時期には家事を最小限に抑え、”お正月らしい”時間を過ごす人も少なくないのではないでしょうか。そこで、株式会社アンビシャスがお正月期間中の家事の実態、特に困難を伴う家事、そして日常の家事に関する問題についてアンケート調査結果を発表しましたので、ご紹介いたします。
このアンケート結果から、家事をスムーズに進行させるための重要な点もみえてきました。お正月と新年の生活をより快適に過ごすためのヒントにしてみてはいかがでしょうか。

「お正月の家事の実施状況と家事における困りごと」に関するアンケート調査結果
お正月は家事をしますか?

今回のアンケートでは、最も多い回答が「最低限する」(関東53.7%、全国53.0%)と「しない」(関東8.1%、全国5.3%)であり、お正月に家事を普段より減らしていると答えた方は約6割(関東61.8%、全国58.3%)に達しました。関東では全国よりも若干高い割合となっており、この約3%の差は関東で「しない」と答える人が多いことが影響しています。これは、関東の人々が実家に帰省するなどして自宅を離れるため、自宅での家事ができなくなることが要因と考えられます。
関東の地域別に見ると、お正月に家事を減らすと答えた方が多かったのは、東京都23区外、千葉県東部、神奈川県西部で、いずれも75.0%でした。
さらに、関東の住環境タイプ別(戸建、マンション、アパートなど)で見ると、集合住宅(75.0%)、ファミリー向けマンション(72.0%)、単身向けアパート(71.4%)に住む方々の中で、家事を減らしている割合が高くなっています。
一方、戸建に住む方は家事を普段通り行う方(46.7%)と減らす方(53.3%)がほぼ半々であることも特徴的です。
お正月にしない家事を教えてください
年末に大掃除を行ったり、お正月におせち料理を用意して祝うという日本の伝統は、「きれいな家や心を込めた料理で新年を迎える」ためのものです。しかし同時に、「年末に家事を一気に終わらせてお正月はゆっくり過ごす」という意味もあると言われています。いわゆる「お正月らしい過ごし方」とは、「のんびりと新年を楽しむ」ということかもしれません。
今回のアンケートでは、約6割の方がお正月に家事を普段より減らすことが明らかになりましたが、具体的にどのような家事を減らして負担を軽くしているのかを尋ねてみました。

トップ4と第6位に挙げられたのは「掃除」でした。
関東と全国共に第1位は「床拭き」(関東52.2%、全国56.4%)でした。
関東の地域別では、埼玉県南部(75.0%)、千葉県東部(66.7%)、神奈川県西部(66.7%)、東京都23区内(63.6%)で高い割合が見られます。
以前のアンケートでは、大掃除の重点的な場所として「床周り」が上位にランクインしていました(第6位、53.5%、「大掃除はいつから始める?大掃除期間と大掃除の範囲調査」より)。年末にしっかりと大掃除を行い、お正月には掃除をあまりしない方が多いようです。
さらに、第2位以降でも掃除を減らすという意見が多く見られました。
- 掃除機かけ(関東第2位・50.0%、全国第2位・53.4%)
- ホコリ取り(関東同率第2位・50.0%、全国第3位・46.6%)
- トイレ掃除(関東第4位・42.4%、全国第4位・44.1%)
- お風呂掃除(関東第6位・33.7%、全国第6位・35.6%)
掃除は、作業をする人だけでなく、家でくつろいでいる家族にも協力を求めることが多く、バタバタしがちです。家事の負担を減らすだけでなく、家族全員がお正月にゆっくりと過ごせる雰囲気を保つために掃除を減らしている方もいるのではないでしょうか。
関東・全国共に第5位は「買い出しを減らす」(関東35.9%、全国40.7%)という意見でした。
関東の地域別では、神奈川県東部(56.3%)、東京都23区外(52.9%)、埼玉県南部(50.0%)で高い割合が見られました。
日常の買い物にかかる手間や労力を削減するだけでなく、年始の混雑を避けたり、感染症対策として買い出しを減らすケースもあります。また、近年浸透しているネットスーパーを利用する方も増えています。
さらに、年始に買い出しをしなくて済むように年末にまとめて購入したり、日用品の在庫を確認して買い足しておくなど、事前に準備をしている方も多いようです。
お正月の家事をしない期間は?
・元日のみ(関東第3位・12.2%・全国第3位・15.0%)
・2日まで(関東第2位・21.1%・全国第2位・24.8%)
・三が日まで(関東第1位・50.0%・全国第1位・47.9%)
・5日程度(関東第4位・7.8%・全国第4位・6.4%)
・1週間程度(関東第5位・5.6%・全国第5位・3.8%)
・1週間以上(関東第6位・3.3%・全国第3位・2.1%)
お正月期間に家事を減らす方の中で、三が日までは家事をしないという方が約半数で最も多く、元日のみや2日までの方と合わせると8割以上(関東83.3%、全国87.7%)に達しました。また、仕事の休み期間に合わせて5日程度や1週間程度、1週間以上家事を減らす方も1〜2割程度(関東16.7%、全国12.3%)いました。
三が日を中心に家事をしない方が多い一方で、お正月が明けると日常が始まり、たまった家事をこなす必要が出てくるため、大変に感じることが多いのではないでしょうか。そこで、アンケートでは、お正月が終わった後の家事について「大変」や「やりたくない」と感じるかどうかを尋ねてみました。
お正月が終わってからの家事は大変・やりたくないと感じますか?

お正月が終わってからの家事について、「大変・やりたくない」と「感じる」(関東41.3%、全国38.1%)や「少し感じる」(関東42.1%、全国42.9%)と答えた方はそれぞれ約4割で、合計すると8割以上(関東83.4%、全国81.0%)に達しました。多くの方が、お正月明けの家事を億劫に感じているようです。この億劫さは、作業の大変さだけでなく、慌ただしい日常が再び始まることを実感するからかもしれません。
関東の地域別では、お正月明けの家事を大変・やりたくないと「感じる」または「少し感じる」と答えた方が多かったのは千葉県(88.5%)と神奈川県(87.5%)で、詳細エリアでは東京都23区内(87.5%)でも高い割合が見られました。
さらに、関東の住環境タイプ別(戸建、マンション、アパートなど)で見ると、ファミリー向けマンション(90.5%)が特に高い割合となっています。
家事が大変と感じる理由は?

とにかくやることが多く時間がかかる
「とにかくやることが多く、時間がかかる」という家事の性質が、問題として挙げられることが多いようです。
関東と全国共に第1位は「やることが多い」(関東63.6%、全国60.9%)でした。
関東の地域別では、千葉県北部(75.0%)、千葉県湾岸部(75.0%)、埼玉県南部(72.7%)で高い割合が見られました。やることの多さが影響して、「時間がない」(関東同率第3位・27.3%、全国第4位・24.4%)もランクインしています。また、新年という区切りも影響し、「完璧にやろうとしてしまう」(関東11.1%、全国12.8%)という意見が第5位に挙がりました。
さらに、第2位には「家事が好きではない」(関東43.4%、全国47.0%)と実感することがランクインしました。
生活に必要なこととはいえ、エンドレスに続くかのようにやることが多く、時間がかかる家事はとても大変です。
スムーズな家事を阻む原因は「モノの多さ」
ランクインした理由の中で、唯一家事のスムーズさを阻む要素がありました。それは、第3位の「モノが多くて家事がやりづらい」(関東27.3%、全国27.4%)です。
関東の地域別では、埼玉県南部(45.5%)、神奈川県東部(29.4%)で高い割合が見られました。また、関東の住環境タイプ別(戸建、マンション、アパートなど)で見ると、単身向けアパート(55.6%)、単身向けマンション(30.0%)、戸建(28.6%)で高い割合を示しています。
他の理由とは異なり、「対処が可能」な要因であり、モノの多さを解消することで家事の進行がスムーズになり、大変さを軽減できる可能性があります。
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自宅にどんなモノが多いと感じますか?

「衣類」をはじめシーズンオフの荷物が気になる
関東と全国で最も多かったのは「衣類」で、関東では81.8%、全国では68.4%という結果でした。関東は全国よりも13.4%高く、特に関東都市部では収納スペースや居住スペースが限られている傾向があり、収納する衣類の多さが気になりやすいようです。特に、東京都23区内(87.5%)や埼玉県南部(83.3%)では、衣類の多さが気になる方の割合が特に高いです。
日常的に使用する衣類の多さだけでなく、シーズンオフの衣類が場所を取ることが多く、特に冬服の収納がかさばると感じている方が多いようです。
他にもシーズンオフに収納しておくものとして、以下のような意見がありました。
- 寝具(関東第5位・18.2%、全国第6位・18.9%)
- 家電(関東第6位・15.2%、全国同率第4位・24.2%)
- 季節の飾りなど(関東第7位・12.1%、全国同率第8位・15.8%)
普段の生活で使わないものが場所を取っているだけでなく、収納スペースの物の出し入れがスムーズにできなくなったり、収納しきれずに生活スペースに置かざるを得ない状況が多いようです。これでは掃除がしづらくなったり、動線を妨げたりすることが考えられ、家事にも影響が出ることがあります。
生活必需品でないものは多く感じがち
シーズンオフの荷物など「日常生活で使わなくてもよいもの」という点で共通しているのが、関東と全国共に第2位の「趣味のモノ」(関東27.3%、全国35.8%)です。
関東の地域別では、東京都23区外(50.0%)、神奈川県東部(40.0%)、東京都23区内(37.5%)で高い割合が見られました。
また、関東第3位・全国同率第4位の「子供のおもちゃ」(関東24.2%、全国24.2%)という意見も多く、関東の地域別では千葉県東部(66.7%)、埼玉県南部(50.0%)で高い割合を示しています。
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【自宅に多いことが気になりがちなものの特徴】また対処法は?
・生活必需品でないが持っている必要がある
・頻繁に使わない、またはシーズンオフ等すぐに使わない
・年を経るとともに所持数が増えがちである
(増えた数のぶんだけ処分するのが難しいことがある)
・保管時にかさばる、またはサイズが大きい
生活スペースや収納スペースを圧迫する荷物をすっきりさせ、頻繁に使うものの出し入れをスムーズにしたい場合、トランクルームの利用が一つの方法です。
シーズンオフの荷物やあまり使わないものを保管するためにトランクルームを考える際には、以下のようなメリットがあります。
- 使用頻度に応じて荷物を配置することで、収納場所がわかりやすくなり、取り出しやすくなる。
- シーズンオフの荷物など、すぐに使わないものをトランクルームに保管することで、自宅の収納スペースに余裕を持たせ、日常生活で必要な荷物を中心に収納できる。
- 収納スペースや生活スペースにおいて、使わない荷物が邪魔にならない。
- 新たに必要になった物も、収納スペース不足を理由に購入を諦める必要がなくなる。
頻繁に使わない荷物や季節によって必要になるものは、収納場所がわからなくなったり、奥にしまったものを引き出す必要があったり、取り出しやすく収納すると邪魔になったりと、さまざまな悩みが生じます。トランクルームを上手に活用すると、収納場所がわかりやすくなり、日々の荷物の出し入れが非常に楽になりますので、おすすめです。
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「お正月の家事の実施状況と家事における困りごと」に関するアンケート調査概要
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2023年12月8日から12月13日までの6日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査
※本アンケートの出典元:(株式会社アンビシャス》https://www.ambitious8.biz/))調べ
まとめ
今回は、お正月の家事の実施状況と家事に関する困りごとについて、ご紹介いたしました。
アンケートによると、お正月に家事を減らす方やしない方は約6割を占め、掃除に関する家事が特に減少する傾向がありました(約5割が掃除を削減)。さらに、約4割の方が買い出しも減らしていることがわかりました。
お正月が過ぎてから家事を億劫に感じる方は8割以上に達し、量が多く時間がかかることや、家事が好きでないことを実感するという意見が多く寄せられました。特に注目すべき点は、「モノの多さが家事のスムーズさを阻んでいる」ということで、この問題が解消されれば、家事がよりやりやすくなるということです。
シーズンオフの衣類や家電など、使用頻度の低い荷物の保管にはトランクルームの利用が便利です。
新年や新年度は、家の収納を見直すのに適した季節です。ぜひトランクルームを活用し、使用頻度に応じた収納場所を検討して、荷物の出し入れがよりスムーズな生活を目指してみてはいかがでしょうか。
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