ベビーリーフは体に悪い？栄養価や食べ過ぎると怖い副作用とは

おしゃれなカフェやレストランの、サラダやメインディッシュなどに入っているベビーリーフ。

ベビーリーフがあるだけで見た目がおしゃれになるし、彩りどもよくなりますよね。

でも葉が2、3枚くらいのちょっとした量だし、あまりなじみのない野菜だし、体にいいものなの？と疑問に思いますよね。

むしろ体に悪い、という話も聞いたことある人がいるかもしれません。

結論からいうと、ベビーリーフの一部の栄養価はレタスよりも高く、体にいいんです！

しかし、やはり体に悪い面もあり、食べ過ぎると、

• 下痢を引き起こす
• 尿路結石ができやすくなる

といったことがおこります。

本記事では、

• ベビーリーフがもつ体にいい栄養価
• ベビーリーフの体に悪い影響

をご紹介していきます。

ベビーリーフに含まれている栄養価

ベビーリーフには、ビタミン類やミネラル分が豊富に含まれています。

ではより詳しく、ベビーリーフに含まれている栄養をご説明しますね。

β（ベータ）―カロチン

体の皮膚や目の健康を維持するのに役立つとされている栄養価です。

ベビーリーフにはなんと、このβ―カロチンの量が特に豊富に含まれているんです！

レタス100gにはこのβ―カロチンは240ug（マイクログラム）ですが、ベビーリーフ100gにはなんと、6990ugも含まれています。

ベビーリーフはレタスよりも健康的な野菜だったのです。

カルシウム

骨や歯の健康をキープするのに必要なミネラル分の栄養素ですが、このカルシウムもレタスよりもはるかに多いのです。

レタスは19㎎ですが、ベビーリーフは同量のレタスと比較すると非常に多く、148㎎ものカルシウムが含まれています。

骨や歯を丈夫にしたい場合は、ベビーリーフを食べていくと良いでしょう。

ビタミンC

風邪予防や美肌効果を持つ栄養素のビタミンCもレタスより多いのです。

レタスには5㎎しかビタミンCが含まれていませんが、同量のベビーリーフならなんと66㎎も含まれています。

ベビーリーフは美容と健康のキープに最適な野菜でもあるんですよね。

鉄分

鉄分は不足すると貧血になってしまうため積極的に補いたい栄養素ですが、レタスだと0.3㎎なのですが、ベビーリーフは1.1㎎とレタスよもかなり多めです。

鉄分を補いたい場合でも野菜から鉄分を摂るなら、ベビーリーフも積極的に食べていくと良いですね！

葉酸

健康的な赤血球つまり血液の生産を助ける栄養素。

また妊娠中の女性も葉酸を摂取することで、お腹の中にいる赤ちゃんの健康的な成長を促すことも出来るんです。

レタスだと73ugほど含まれていますが、ベビーリーフには260ugもの葉酸があります。

妊娠中の女性は特にベビーリーフを食べることで、葉酸を摂取すると良いのではないでしょうか。

ベビーリーフは食べ過ぎると体に悪い？

ベビーリーフは健康的な野菜ですが、食べ過ぎると下痢を引き起こしたり、尿路結石が体内にできたり、新陳代謝を低下させることもあるんです。

ではより詳しく、ベビーリーフを食べ過ぎると、具体的にどうなるのか解説しますね。

下痢を引き起こす

ベビーリーフは体を冷やす作用があるので、食べ過ぎると胃腸を冷やしてしまい、下痢を引き起こす場合があります。

特にお腹が弱い体質なのでしたら、ベビーリーフはくれぐれも食べ過ぎない方が安全ですよ。

尿路結石が体内にできやすくなる

ベビーリーフにはシュウ酸という成分が含まれているのですが、このシュウ酸を過剰に摂取してしまうと、体内に尿路結石ができやすくなります。

男性は特に尿路結石ができやすいので、ベビーリーフの食べ過ぎには注意すべきですね。

新陳代謝が低下する

ベビーリーフはチオシアン酸塩という成分が含まれているのですが、この成分を多く摂り過ぎると、新陳代謝が低下してしまうんです。

新陳代謝が低下すると疲れやすくなったり、体が冷えたり、脂肪が燃焼しづらくなり肥満に繋がることもあります。

そうならないためにも、ベビーリーフは極力は食べ過ぎないようにしましょうね。

とはいえ、あくまでもベビーリーフを食べ過ぎてしまったらの話なので、適量を食べる分には問題ありません。

ベビーリーフは食べ過ぎなければ体に良い

ベビーリーフは適量を食べるなら、体に悪いものではなくむしろ体にいいものなんです。

普通にサラダとして使ったり、料理の付け合わせとして使うくらいの量であれば、体にはほとんど害はありません。

食べ過ぎとはどのくらいの量なのか？

食べ過ぎというのは、ベビーリーフをどんぶりに山盛りにした量を食べることなんです。

でもいくらなんでも、ベビーリーフをどんぶりいっぱいの量を食べるなんてことはほとんどありませんよね。

ビュッフェでベビーリーフだけをたくさん食べるなんてことでもしない限りは、全く問題ないですし、食べ過ぎることはまずないでしょう。

ベビーリーフは水耕栽培で育てやすい

ベビーリーフは育てやすく、種まき～収穫まで一カ月と成長速度が速いのも魅力。

水耕栽培でも育てられるので、自宅で気軽に育てることができますし、初心者さんにもおすすめです。

スーパーでもベビーリーフを手に入れることができるようになりましたが、一袋を使いきるには少し時間がかかってしまい、時間がたつとすぐしなってきますよね。

そこで自宅で栽培すれば、必要な時に必要な分だけ収穫して使えますし、採りたてのみずみずしいベビーリーフが食べられます。

水耕栽培だと虫があまり寄ってこないので、虫嫌いの人にも安心です。

ぜひ試してみてくださいね。

まとめ

ベビーリーフにはビタミンやミネラル分や鉄分、葉酸などが豊富に含まれているため、実は体にいい野菜なんです。

ただ、どんぶりいっぱいの量など、食べ過ぎると下痢を引き起こしたり、尿路結石ができてしまったり、新陳代謝が低下することもあるので注意が必要！