電気毛布は体に悪いの?
冬にはエアコン・ストーブなどの暖房器具が欠かせないですよね。
特に電気毛布は便利で経済的ということもあり、気軽に使えるアイテムとなっています。
しかし、寝ている間ずっと電気毛布を使うのは体に悪い?という噂をご存知でしょうか?
さらに電気毛布を使っていると安眠できないという説も―。
実際はどうなのでしょうか?
電気毛布のつけっ放しが問題
電気毛布に限らず、電気を使用して動くものは自然と電磁波が出ています。
それは人が呼吸をするように、自然に起こるものです。
電磁波を浴びるとガンができる、など電磁波にまつわる噂はたくさんあります。
これを受けて電気毛布を使うのを躊躇される方も多いと思います。
しかし、私達は電磁波を避けて暮らすことはもはや困難な時代となりました。
また、電磁波による健康被害についても、実のところ科学的根拠が明確になってはいません。
必要以上に怖がる必要はないというのが個人的な見解です。
電気毛布の使用についても、寝る前に電源をオフにしておけば電磁波が出ることはありません。
もし心配なら寝る前まで、布団を温める目的で使用するのがいいと思います。
電磁波問題以上に電気毛布を使用する上で、つけっ放しが問題になるのは、体を温めすぎることで眠りが浅くなり、さらには脱水や
肌の乾燥などを起こすリスクがあるからです。
電気毛布を使用していて、朝に喉がカラカラ、または体がかゆくなるという方は、積極的に電気毛布の使用方法を見直す必要があると思います。
健康的に使おうと思えば、使い方に制限が出てしまう電気毛布―。
いっそ使わずに過ごすことができたら・・・?
以下では電気毛布に頼らず快適に安眠する方法をまとめました。
電気毛布なしでも快眠する方法とは
筋トレをする
筋トレをすると当然体に負荷がかかり、体は疲労を感じます。
体が疲労を感じると修復のために本能的に眠くなります。
また、筋トレを行うと体はグリコーゲンを燃料にするので、筋トレ後は糖分が減少し、血糖値が下がります。
その結果、脳も栄養不足で疲労を感じ、眠気が起こるため筋トレをすると眠りやすくなります。
眠前に筋トレをし、ぬる湯で入浴して眠る―。
この流れでぐっすりと安眠できる可能性は高まります。
お布団を温めておく
冬場などは布団が冷たいと、寝床に入った後になかなか暖まらず、寝つきが悪くなることがあります。
人は体温が下がる時に眠くなるため、お布団に入るまで温めておくと、自然とお布団内の温度が下がる時に眠くなります。
お布団を温める方法としては、電気毛布も非常に効果的です。
寝る前にスイッチを入れてあらかじめ暖めておき、寝るときにはスイッチを切って自然に体温調節をできる環境にしましょう。
湯たんぽを使う
布団を温める手段として、湯たんぽを布団の足元に入れておくことも効果的です。
湯たんぽは時間が経つにつれて温度が下がってきますので後で布団の外に出す必要もなく、自然な体温調整を妨げません。
湯たんぽは今、著しい進化を遂げています。
最新の湯たんぽ事情についても詳しくまとめました。
入浴後など、手足が暖かいうちに布団に入る
安眠の基本は、上半身は温めすぎず、下半身だけ温める「頭寒足熱」です。
入浴などで全身を温めた後に、靴下を履いて下半身を保温すると眠りにつきやすくなります。
寝床に入る1~2時間前に入浴すると体が温まり、寝る頃には副交感神経が優位になり安眠しやすくなります。
温かい飲み物を飲んでから寝る
入浴の時間がないときや、布団を温めたり湯たんぽを使うのが面倒―。
そんな時は寝る前に温かい飲み物を飲むだけでも体をすぐに温めることができます。
飲んだ温かい飲み物は体の真ん中にある胃に入ります。
体の中心部には大きな血管が多数走っており、胃の内容物が直接その血流を温めることで、効率的に全身を温めるのです。
ただし、温かい飲み物ならなんでも良いわけではありません。
緑茶やコーヒーはホットでも体を冷やす効果があるので避けるようにしましょう。
さらにカフェインは交感神経を優位にし、眠りの妨げになる恐れがあります。
おすすめは、生姜の入った飲み物やホットミルクです。
生姜には体を温める効果があり、牛乳に含まれるカルシウムにはストレスを和らげる効果があるため、どちらも寝る前に飲むにはもってこいです。
電気毛布は使い方次第
電気毛布は体に悪いという噂がありますが、どちらかというと使い方に問題があります。
寝る前に布団を温めるにはもってこいのアイテム。使わない手はありません。
ただし、リスクを知った上で上手に使用する必要があります。
自分にとって最適の電気毛布の使用方法を見つけ、快適な睡眠時間になることを願っています。
また、電気毛布に限らず布団周りの環境を整えることが安眠の近道になることもあります。
ぜひ、以下の記事も参考にし安らぎの眠りを手に入れてください。
寒くて眠れないのはお布団環境のせい?深く眠るための冷え対策とは