お昼寝30分の壁と言われ、恐れられている赤ちゃんのお昼寝時間。夕方、眠くて機嫌が悪くなるし、なんとか突破したい…
図ったようにきっかり30分のお昼寝で起きる赤ちゃんに疲れてしまっているママも多いようです。
赤ちゃんてこんなにお昼寝しないものなの?というくらい、寝てくれません。
トントンしたり、抱っこしてゆらゆらしたり、あらゆる方法をしてもお昼寝は30分。
ママもお昼寝中に休んだり、家事をしたいのに、30分だけではなにもできません。そしてまたお昼寝さての負のループ…。
なぜ赤ちゃんは30分しかお昼寝をしてくれないのか?
その原因は「寝たときの体制とレム睡眠のときの体制が異なること」にあるようです。
本記事では、赤ちゃんがなぜ30分でお昼寝から目覚めてしまうのか、30分の壁を突破する方法を紹介するよ。
赤ちゃんのお昼寝30分の壁の原因は?
まずはなぜ赤ちゃんが30分しか寝てくれないのかの原因を知りましょう。
大人でも寝ているときは、眠りの浅いレム睡眠と眠りの深いノンレム睡眠を交互に繰り返しています。大人はレム睡眠とノンレム睡眠を90~100分ごとに繰り返しています。
新生児の睡眠サイクルは短い
一方、新生児のレム睡眠とノンレム睡眠は短く、約40~50分、1歳半~2歳で約60分ごとになっています。大人と同じようになるのは5歳くらいと言われています。
また赤ちゃんは体内時計がまだ未熟であること、昼夜の区別がついていないなどもあります。
お昼寝30分で起きてしまうのはレム睡眠のときに、入眠した時と環境が違うことで起きてしまうということがあるようです。
例えば入眠時はトントンしていたのに、起き始めたときにトントンをしていないかった、縦抱っこしていたのにそうじゃなくなっていた、などです。
赤ちゃんが30分以上お昼寝するためには
お昼寝をし始めた状態と同じ状態を30分以上保ってみましょう。
抱っこして寝かせてしまったなら、そのままの状態はつらいので、なるべく赤ちゃんの体制を変えずソファに座って抱っこしながら寝かせておく。
トントンして寝かせたのなら、起きそうなときにトントンを再度始めて見る、などしていくことで30分以上のお昼寝をしてくれやすくなります。
最初からお布団でお昼寝をする習慣がつくと一番いいですね。
そのうち2~3時間ほどのまとまったお昼寝をしてくれるようになったら、お布団でお昼寝をさせる、などでもいいでしょう。
お昼寝をする前の行動を毎回同じようにするのも効果的!
また、「条件付け」も効果的。
- ミルクをあげたら
- いつものお昼寝布団に入ったら
- 寝るときの音楽をかけたら
というように、これをしたらお昼寝をするんだということをわからせてあげましょう。
赤ちゃんがお昼寝しやすい環境をつくる
また、赤ちゃんがお昼寝しやすい環境を整えるのも大切です。
いつも同じ場所でお昼寝して習慣化させる
ママの気配が感じられて、赤ちゃんへ目が届きやすい場所を選びましょう。
赤ちゃんが安心できるのと、何かあったらすぐに対応ができます。
なるべく同じ場所でお昼寝をさせるようにすることで、習慣化されます。
静かで薄暗くする
大人もそうですが、静かでくらい場所がいいでしょう。
とはいえ暗さは真っ暗ではなく、太陽の光が薄暗く入るくらいにするといいです。
テレビなど音が出るものも消しておきましょう。
快適な温度・湿度を保つ
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、自分で体温調節ができません。
そのため快適な温度・湿度を保つようにしましょう。
暑すぎたり寒すぎたり不快な状態になってしまうと、睡眠が妨げられてしまいます。
赤ちゃんの湿度計を見て、調節をしましょう。
赤ちゃんのお昼寝は時間よりも必要な回数
いろいろ試してみても30分の壁を越えられない…。
その場合はあまり神経質にならず、そういう子なんだと受け入れるようにしましょう。
赤ちゃんのお昼寝は個人差があるので、ぐっすり寝る子もいればまったく寝ない子もいます。
赤ちゃんのお昼寝は30分以上寝るかということにこだわるよりは必要な回数寝ているか、1日に必要な睡眠の量を取っているかが大切です。
新生児~3ヶ月 | 3回以上 |
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生後3~5ヶ月 | 3~4回(それ以上でもOK) |
生後6~8ヶ月 | 3回 |
生後9~15ヶ月 | 2回 |
生後1歳3か月~4歳 | 1回 |
30分以上お昼寝させないと!と躍起になると疲れてしまうけど、これなら気が楽です♪
まとめ
赤ちゃんってずっと寝ているイメージなので、短い時間で起きると、
「あれ?うちの子、お昼寝あんまりしないのはおかしい?」と思うかもしれませんが、お昼寝の時間は個人差がありますので、あまり神経質にならないようにしましょう。
もしくは赤ちゃんがお昼寝してる時に自分もお昼寝したいのにできない…という疲労困憊のママは家族に手伝ってもらって、自分の睡眠時間を確保するようにしましょう。
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