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1歳で人見知りが直らないのはどうして?2歳までの成長過程は

子どもの成長は一人ひとり違うということは親の皆さんは十分ご存じだと思います。

それでも、子育てに毎日奮闘している分、ふと自分の子どもの成長過程について気になることも多々あると思います。

特に、同じ年ごろのお子さんより遅い、違う様子があるとそれだけで不安や心配が湧き上がってくるかもしれません。

今回はその中でも、お悩みの多い幼少期の人見知りと発達障害について焦点をむけます。

目次

1歳でもなかなか人見知りが直らない原因は?

まず、人見知りについて簡単に確認しておきましょう。

人見知りはある日ある時突然始まります。

それまでは誰に抱っこされてもニコニコと笑っていた赤ちゃんが、急に泣きだすのです。

赤ちゃんがいつもと違うこと、つまり保護者と他の人の違いを理解できるようになったからです。

保護者かどうかを判断できるようになった証拠なのです。

生まれたばかりの赤ちゃんはただぼんやりとこちらを見つめているだけだったのに、いつの間にか成長してママの顔や見慣れた人の顔まで覚えられるようになっています。

人見知りは脳が発達してきたために起こる現象

人見知りは、赤ちゃんの脳が発達してきたという目安ともいえるでしょう。

赤ちゃんは知らない人が目の前に現れた時に怖いと思うと同時に、興味も持っています。

心の中で、なにか怖いもの見たさにも似た、近づきたいけど知らないし怖いからどうしようというような葛藤が生じ、そのあらわれとして泣いてしまうのです。

これもすべて成長の証なのです。

たいてい、まず自分の正面にいる人見知りから始まり、その後に正面にいる人だけでなく周囲の状況や場所の区別をしておこる場所見知りも始まります。

もしかしたら好奇心旺盛で色々なものに興味を持つ赤ちゃんや、敏感で少し怖がりな子の場合は、人見知りが強くなる傾向にあるのかもしれません。

人見知りしないことで不安も

「同じ月齢くらいの周りの子どもは人見知りが始まっている子が多いのに、うちの子はまったく人見知りをしない」と気になって不安を感じてしまうママも多いようです。

一人として同じ人間がいないように、子どもも生まれたときからしっかりとした個性を持っているものです。

もともと社交的な子だったり、月齢が低いころから大勢の人に囲まれて育ったりした子は、人見知りをしにくいともいわれています。

また、同じ環境で育っても、兄弟によってまったく反応が違う場合もあります。

多くの場合は、子どもの性格や生活環境によるものなので、必要以上に心配する必要はないでしょう。

人見知りは生後6ヶ月くらいから

人見知りは一般的に生後6カ月くらいの間に始まることが多く、2歳前後に落ち着くといわれています。

ですが、2歳過ぎたころから出始めたり、一度おさまったものの再び人見知りが始まるなど、程度や期間には個人差が大きいようです。

子どもの性格と親子関係、育児環境など、様々な違いが関係しているので、子どもの個性に合わせてあまり焦らずじっくりとつき合っていきましょう。

0~1、1~2歳からの発達の段階は?

ここでは、まずこの年齢の発達や成長段階を簡単に確認してみましょう。

この時期に段階をへて社会性やコミュニケーションの発達の基礎を習得していきます。

その確認の2つのポイントは、

  1. おとなとの対人関係の広がり
  2. おもちゃの遊び方のバリエーション

などがあります。

何歳から何歳と区切るのももちろん目安として悪くはないのですが、そればかりにとらわれすぎるのもあまり良いとはいえないでしょう。

赤ちゃんの成長に伴う発達段階

0~1歳児では、アイコンタクト、他児(きょうだい以外)への関心、微笑み返し、呼名反応、人見知りなどがあります。

1歳ごろまでの最も重要な発達段階は、愛着といわれています。

人に対して基本的な信頼感が育っていくこの時期は、基本的に母親から離れず、くっついて過ごします。

それにより安心し、保護者との間に特別な絆が形成されるのです。

母親がいつも自分を見守ってくれる対象と認識し、母親がいるから生きていけるという絶対的な安心感を持つことを「愛着」といいます。

愛着の目標は、思春期以降に独立して生きていくだけの基盤を持てることです。

一般的に1歳頃までに「愛着」が形成される準備が整います。

共感により関係性が生まれる

1歳半ごろでは、人の視線の方向に気づき、相手と同じものに注意を向けるようになります。

すなわち、2人が同じ1つの対象を眺めることです。同じものを見て、同じようなことを感じていると思うことで、2人の間に特別な関係が生まれるのです。

この認識が2人の愛情につながるのです。

見つめ合いの緊張から逃れて、同じものを見て、笑い合ったりすることで「共感」が生まれるのです。

発達障害とは?

「発達障害」は最近よく聞く言葉です。

発達障害とは子どもが発達していく過程のどこかに、(出生前あるいは幼児期、学童期に)問題が生じてくることを指しています。

精神病的な症状ではなく、認知(理解、行動する過程)に問題があり、生活・学習上に問題を生じている状態と考えればわかりやすいと思います。

1歳で発達障害がわかる?

発達障害のある子どもは、生まれながらにもつ本人の資質や個人差により異なるため、何歳で分かると断言することは難しいでしょう。

ただ、成長や発育の過程が周囲のほかと異なる、一般的な目安となる指標よりも年齢が遅れる傾向があります。

例えば、愛着の観点に限定するならば、一般的には1歳までに形成することが多いといわれていますが、アスペルガー症候群では、3~4歳頃にこの時期がくるといわれています。

ですがこれもほんの一例なのです。

様々な成長発育過程において、発達障害なのかと気が付くのが、小学校の高学年になるまでに周囲が気が付くケースもあれば、本人も親たちも周囲も大人になるまで全く気が付かないといったケースもあります。

発達障害は、早く気が付くことも大切なポイントではありますが、幼児期に何かうまくいかないことがあるとすぐに発達障害と割り切ると断定しすぎることにも大きなリスクが伴います。

それよりも、何歳であっても発達障害に気が付いたときにお子さんとその性質、個性、ハンディキャップに向き合い、何が必要でどのように付き合っていくのかに取り組むことが非常に大切でしょう。

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この記事を書いた人

日常の悩みなどを主婦目線で記事にしています。

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