小学館の児童学習局が運営する育児メディア「HugKum」が、ドクターイーストと共同で、子どもの姿勢についての調査を実施しましたのでご紹介いたします。この調査は、小学生の子どもを持つ保護者603人を対象に行い、子どもの姿勢が悪いと感じる割合、姿勢改善への意識、家庭での取り組み、保護者自身の姿勢の実態などについて調べたものです。

その結果をもとに、理学療法士と共同開発した機能性下着「DERIT TECH(デリットテック)」を使用したHugKum読者の体験レポートと、理学療法士からのコメントを併せてご紹介いたします。両社の取り組みは、子どもの健康な成長を支えるための一助となることに期待されます。
子どもの姿勢に関するアンケート調査結果
新型コロナウイルスの流行以降、子供の運動不足を感じますか?

HugKumが2023年に実施した子どもの体型に関する調査※1によると、新型コロナウイルスの流行以降、子どもが運動不足だと感じている人が7割以上に上っています。
お子さまの体質や体型の悩みは何ですか?

さらに、子どもの体質や体型に関する悩みとして、「すぐに疲れる」との回答が最も多く見られました。運動量が少ない子どもたちは筋力が低下し、体力不足から疲れやすくなっていると考えられます。また、運動不足が原因で体を支える筋肉が発達しないため、正しい姿勢を維持することが難しくなっている可能性があります。
スマホ・タブレットの使用目的はなんですか?

スマホやタブレットの使用時間の増加や低年齢化も姿勢の問題点の原因の一つと考えられています。
『小学一年生』(小学館・刊)とHugKumが2024年に実施した調査※2によると、小学校低学年の子どもが自宅でスマホやタブレットを使う目的は、1位「動画視聴」(46%)、2位「知育アプリ・ゲーム」(32%)、3位「宿題などの学習」(30.9%)という結果が出ました。
GIGAスクール構想により、タブレットやPCの普及が急速に進み、低学年の子どもたちも学校や自宅でこれらを使用しています。しかし、スマホやタブレットを使う際には前屈みの姿勢になりがちで、首や肩に大きな負担がかかり、幼少期から悪い姿勢が習慣化する可能性があります。
お子さんの普段の姿勢について当てはまるものは?

「姿勢が悪い」と「姿勢はどちらかというと悪い」を合わせると、全体の70.1%の保護者が子どもの姿勢について悪いと回答しています。
お子さんの姿勢が悪く、注意した経験がありますか?また、改善したいですか?

子どもの姿勢に注意したことがある保護者は87.9%に達し、多くの家庭で子どもの悪い姿勢が指摘されていることが明らかになりました。

さらに、53%の保護者が子どもの現在の姿勢を「すぐに改善したい」と回答し、「できればこの先改善したい」(39.1%)を合わせると、90%以上の保護者が子どもの姿勢改善を望んでいることがわかります。
お子さんの姿勢が悪いのはどんな時?

子どもの姿勢が悪くなる場面について尋ねたところ、最も多かったのは「食事中」(69.5%)で、次いで「テレビ視聴やゲームなど画面を見ている時」(64.5%)、「勉強中」(57.9%)という結果が得られました。
動いている時よりも、椅子に座るなど一定の姿勢を保つ場面で姿勢が悪くなる子どもが多いことがわかります。また、「授業参観で姿勢の悪さが目立っていた」「写真で姿勢の悪さがはっきりわかる」といった、自宅以外の場所で姿勢の悪さに気づいたという声も寄せられました。
お子さんの姿勢を改善するうえでの悩みは?

注意しても「すぐに悪い姿勢に戻る」(66.5%)や「本人の改善意識が低い」(56.6%)といった意見が多く、子どもの意識の低さに課題を感じている人が多数いました。
一方で、保護者自身が抱える悩みとしては、「注意するのが面倒」(35.7%)や「改善方法がわからない」(37.8%)という声も多くありました。姿勢の改善を望みながらも、具体的な方法が見つかっていないことが明らかになりました。
お子さんの姿勢を改善するためにしていることは?

姿勢改善に向けて実際に行っていることとして最も多かったのは「声がけ・注意」(69.7%)で、次いで「体に合った椅子や机を使う」(27%)でした。
それ以外の方法は少数派であり、姿勢を改善したいと考えているものの、具体的な改善策を実行できていないことが明らかになりました。
ご自身の姿勢について当てはまるものは?

保護者に自身の姿勢について尋ねたところ、63.7%が現在の姿勢を悪いと感じていると回答しました。その中で、子どもの頃から姿勢が悪いと感じている人は70.1%に上りました。
現在姿勢が悪いと回答した方は、いつから姿勢が悪くなったと感じますか?

「姿勢は悪い」または「姿勢はどちらかというと悪い」と回答した保護者に、いつから姿勢が悪くなったか尋ねたところ、最も多かったのは「小学生から」(50.6%)で、次いで「中学・高校から」(23.8%)という結果でした。これにより、4人に3人が6〜18歳の頃から姿勢が悪かったことがわかります。
現在姿勢が良いと回答した方は、子どもの頃はどうでしたか?

子どもの姿勢に関するアンケート調査概要
- 調査期間
2024年7月6日(土)~7月15日(月) - 調査対象
全国/小学生の子どもを持つHugKum WEB会員(男女) - 有効回答数
603件
※調査結果の数値は小数点第 2 位を四捨五入し、小数点第1位まで記載
※本アンケートの出典元:(「HugKum」》https://hugkum.sho.jp/・「株式会社ドクターイースト」》https://store.dreast.jp/shop/pages/derittech_ladies.aspx)調べ
姿勢改善をサポートする下着「デリットテック」

・男性用 カラー/ネイビー、グレー、ブラック サイズ/S~3L展開 ・女性用 カラー/スキングレージュ、ブラック サイズ/S~L展開 価格/男性用女性用共に 7,800円
「デリットテック」は、皮膚の感覚センサーを活用した「低筋圧理論®」を採用し、生地に骨盤周りの筋肉を動かす凹凸が施されています。これによって、過剰な固定や圧迫を避けつつ、骨盤を正しいニュートラルな状態に導くことが可能になるようです。
着用した子どもたちの感想
「普段のパンツよりしっかりした生地なので、はいているという感じはします。でもキツい感じはなくて、はいていても動きやすい」(小学生男子)
「デリットテックははいていると自然と背筋が伸びるような感じで、気をつけようと思わなくても姿勢が良くなったのがうれしい」(中学生女子)
「「背筋が伸びる感じがする!」(小学生男子)
「キツくなくてとってもいい!今まで履いていたショーツは時々股やお尻への食い込みやズレが気になったけど、これは気にならない。動きやすい。デザインもシンプルでいいと思う」(小学生女子)
HugKum読者ファミリーがデリットテックを3週間体験
【ケース1】右肩が下がって体が傾いている(小学2年生・女性用Sサイズ着用)
ランドセルの肩ひもが右側だけずれやすく、後から見るとランドセルが傾いていることが多い。姿勢の悪さや動作の癖で、身体のベースのバランスが崩れ、歪みが生じている状態です。
着用前は右肩だけが下がっていましたが、肩のラインが水平になり。さらにランドセルの傾きも解消され、頻繁にずり落ちる右肩の紐も落ちてこなくなりました。
(※個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません)
キネティックアクトCEO/医学博士・理学療法士
岡崎 倫江先生からのコメント
肩のラインに左右差があっただけでなく、以前は主に左足に体重がかかっていましたが、着用後は左右の荷重バランスもよくなり、顎も引けるようになって背骨が伸びた印象です。「デリットテック」は股関節周りの筋肉を刺激し、バランスを整える作用があり、姿勢そして左右の荷重バランスを良好にしたと考えます。この姿勢は運動パフォーマンスも良好にするので着用しての運動もおすすめです。
【ケース2】前屈み気味の猫背で首が前に出ている(中学1年生・女性用Mサイズ着用)
立っている時は前かがみ気味で猫背。机に向かって勉強する時にも前かがみになりやすいそうで、普段の姿勢の悪さが猫背の原因と考えられます。
着用後は骨盤がまっすぐ正しい位置にサポートされ、背骨から首にかけても本来の正しいラインが保てるようになってきました。
(※個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません)
キネティックアクトCEO/医学博士・理学療法士
岡崎 倫江先生からのコメント
以前の姿勢は胸が丸まり、ポッコリお腹そして両モモが外向きになり、足のラインも崩れてしまっています。このスタイルの原因はお腹の力不足。「デリットテック」は骨盤を良好な傾きにし、お腹の一番奥にあるインナーマッスル(腹横筋・骨盤底筋)を活動させやすくすることによって、ぽっこりお腹と猫背の変化につながったと考えます。はき続けるとさらに効果が期待できますので継続使用がおすすめです。
【ケース3】反り腰で体幹が弱い(小学4年生・女性用Sサイズ着用)
少し骨盤が前へ倒れて反り腰気味になっている小学4年生女児。本格的にテニスに取り組んでおり、体幹を強化するためにも、身体のバランスを改善したいと考えていました。
着用後3週間で、骨盤の前傾が緩やかに緩和されたせいか、歩くときの横姿でも反り腰に改善が見られました。定期的に通うスポーツ整体でも、骨盤が整ってきていると指摘されました。
(※個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません)
キネティックアクトCEO/医学博士・理学療法士
岡崎 倫江先生からのコメント
テニスはラケット操作やフットワークなど様々な動きが要求されます。反り腰が強いと腕だけでラケットを振ろうとしたり、足首を過度に使ったりしてしまい背骨や足首のケガにつながることも。「デリットテック」の着用によってお腹の一番奥にあるインナーマッスル(腹横筋)に力が入り、反り腰が変化し、足裏を地面にしっかりと踏みつけることができるようになり運動パフォーマンスのアップにつながったと考えられます。
子どものうちから骨盤の位置を整え体幹が強くなると、姿勢の改善も期待できるそうです
キネティックアクトCEO/医学博士・理学療法士 岡崎 倫江先生

「身体の歪みや不調をそのまま放置すると、身体が本来持つ力の1/3程度しか使えず、十分なパフォーマンスを発揮できていない状態になります。
このことは、スポーツだけに限らず、勉強や仕事、日常生活においても同様です。姿勢の良し悪しは子どもも大人もパフォーマンスに大きく影響しているのです」

「骨盤回りの筋肉が働くようになると、骨盤が立った状態になります。骨盤がしっかりと立つ姿勢をキープできると、柔軟性向上や正しい身体の動きが取れるようになり、日々の疲労感の軽減にも繋がります。すぐに「疲れた」と言う子どもたちも、体幹を鍛えて姿勢が改善することで、疲労感を感じにくくなるでしょう」
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